こんにちは。さめです。
本日は 舘坂浩樹「複業物販アカデミー」を検証したいと思います。
ランディングページは漫画を使い、子どもが独立後の時間のある女性が月に20万円の利益が出せるようになった様子が描かれていて、
これなら、自分でも出来そうと思いますよね。
本当にランディングページにあるように、初心者でも稼げるようになるのか?
再現性はあるのか?
バックエンドはないのか?
を検証してみます。
舘坂浩樹 複業物販アカデミー の概要
ランディングページでは、
体験セミナー&入学説明会に参加すると、
週3時間ほどの作業で月収100万円以上の収入を得ているリピート 販売ビジネスのプロが今使える最新ノウハウを公開します。
とありますね。
半年後に毎月30万円以上の収入を得るとうたっています。
また、ネットに出回る情報は古いため、セミナーで最新のホットな情報を学べるそうです。
スキームとしては、物販アカデミーとあるので、転売ですね。
転売は梱包や発送が大変ですが、このビジネスは、
「収益自動化」を目指していきます。
特定商取引法に基づく記載
販売会社の名称 | 株式会社ワクレボ |
所在地 | 〒103-0028 東京都中央区八重洲1-8-17 新槇町ビル6F |
お問い合わせ先 | TEL 03-5542-1482(代表) |
お問い合わせ先 | E-mail info@wakurevo.co.jp |
運営責任者 | 加藤行俊 |
販売URL | https://lp.fkb-academy.info/wkrv_lp02/?lid=6sl&aid=3k92 |
出典元:https://wakurevo.co.jp/tokutei/より抜粋
記載はきちんとしています。
株式会社ワクレボとは?
国税庁の法人番号公表サイトで名前は確認出来ました。
平成31年に1月にハイパーマーケティングホールディングス株式会社から社名変更しています。
この会社は、あの鈴木正行さんの中国在宅貿易を販売していた会社です。
物販の情報商材や塾を扱う会社と言う事ですね。
登録するとどうなる?
オンライン講座の動画が送られて来ます。
第1話を視聴してみました。内容は、
舘坂浩樹さんが、現役セラー遊佐さんにインタビューすると言う形です。
1年実践して、売り上げが100万円になり、現在は売り上げが300万円、収入は月に100万円だそうです。
作業は外注化していて、1日平均3時間ほどの作業でいいそうです。
仕入れは中国のタオバオやアリババから仕入れてAmazonで売るというスキームです。
10年ほど前にブームになりましたが、今ではよく知れ渡ったビジネスですね。
動画では、身の回りには中国製の商品であふれているのに、中国製と聞くとネガティブな印象を持つ人が多い。
多くの人は中国商品を仕入れて販売しようとは思わないので、もし1000人の人がいて1人だけが中国から仕入れてたら、その人ひとりの丸儲けと言っていました。
うーん、これは個人の感じ方で根拠となるデータがないのでなんとも言えませんが、
今はQ10と言う、中国や韓国から安い商品が気軽に買えるサイトも増えましたし、
そこまで中国から仕入れると言う事自体が、ブルーオーシャンではないと思うのですが…。
そして、動画と共に送られてきたランディングページには、
再現性は100%。
半年後には安定的に月収30万円以上の収入を得ることができる。
しかも、週3時間労働で月収100万円以上の収入を得られるリピート販売で
自動収益化も可能…
とありました。
自動化の部分はおそらくAmazonのFBAを利用すると言う事でしょう。
舘坂浩樹 複業物販アカデミーに参加すると稼げるようになるのか?
「複業物販アカデミー」は、あくまで無料体験と言っているので、無料オンラインセミナーから有料の塾へと誘導されます。
それでは、実際に入塾したら稼げるようになるのでしょうか?
複業物販アカデミー自体なのか、同じ会社が扱っている「中国在宅貿易」かは不明ですが、
口コミを探してみますと、4ヵ月で34万円の受講料や、5カ月くらいで30万円から50万円くらいの受講料がかかるようです。
期間は半年もなく、30万円から50万円かかるのは高額ですね。
動画を見ていると、家族も一緒に、子どもから退職後の方まで楽しく出来るイメージがありますね。
物販ビジネスは、安く仕入れて、高く売るのがポイントですので、再現性が高いビジネスであるのは間違いないですが、
中国のタオバオやアリババから仕入れてAmazonで売ると言うスキームは、もうレッドオーシャン化していると思います。
送料や販売手数料、外注するなら、その手数料を差し引いても3割ほどの利益率がある商品で、
安定的に数が売れる物を探し当てるのはかなりリサーチに力を入れなければいけません。
1日3時間程度のリサーチで、すぐにポンポン見つかる事はないと思います。
もし見つけたとしても、他のセラーに相乗りされて、そのセラーに資金力があれば、初心者より数を多く仕入れて、単価を下げて仕入れられれば、今度は価格で負けてしまいます。
高額塾で、手取り足取りしっかり教えてくれるように思いますが、
販売方法や、写真の撮り方などのテクニックは教えて貰えるでしょうが、
結局“売れる商品”を見つけるのは参加者自身の力です。
口コミでも200名ほどいた塾生で、卒業時に20万円以上の売り上げがあるのは20名ほどだそうです。
20万円以上と言うのが純粋な利益なのか、売り上げなのかでまた話が変わってきます。
23万円仕入れにかかって、20万円売り上げがあり実際は赤字であっても、月に20万円の稼いだと言えますからね。
ともかく、生徒の10人に1人くらいの割合でしか20万円以上の利益が出ないようですし、
Amazonはアカウント停止の危険もあり、見つけた商品がライバルに相乗りされて売れなくなるなど、さまざまな要因を考えれば、生き残れるのはもっと少ない人数でしょう。
まとめ
舘坂浩樹 「複業物販アカデミー」 は中国から仕入れてAmazonで売る転売ビジネスです。
無料セミナーを多く行っていますが、あくまで体験や入学説明会と言っているので、この後、
期間が半年足らずで、参加費が30万~50万円ほどする塾へと案内されます。
塾生の中で成功するのは多く見積もれば10人に1人くらいでしょう。
それも、本当に手数料を差し引いて得た利益なのかの実績が全く分かりません。
中国製品は確かに安いですから差益を狙うビジネスは再現性が高いです。
ですが、もし仮に差益が狙えて、あまり出品者がいない商品を見つけたとしても、ライバルセラーに相乗りされれば、参入したてで資金力がない初心者は、価格競争ですぐに負けてしまいます。
また、中国のタオバオやアリババで仕入れて、Amazonで売るビジネスはすでに多くの人が知っているビジネスですので、ライバルも大勢存在します。
そんな中で、打ち勝つのは至難の業です。
絶対に稼げないと言う訳ではありませんが、
1日に2,3時間作業して、それで半年後に月収30万円…と言うのは難しいと思います。
相当、寝る間も惜しんで作業して、運良く売れる商品を見つけられたごくわずかの人しか成功するのは難しいでしょう。
そして、その人が広告塔になり、講師にスカウトされ、転売で成功しているのは事実ですので、また生徒が集まって来て、その生徒の9割以上は高額な塾代を支払っても稼げない…。
この構図が続いているような気がします。
今はタオバオやアリババも日本語で見れますし、
30万円以上も塾代に使うなら、仕入れ代金に回してみるのも良いかもしれません。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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