こんにちは。さめです。
国が副業を認める流れになったり、コロナ禍で副業を探す人が増えています。
副業をしている人の年収の平均金額は64万円、平均すると月5万円ほどと聞きますが、実際はとてつもなく稼いでいる人が平均値を上げているだけだそうなので、実際はお小遣い程度しか稼げてない方も多いようですね。
コロナ不況は半年や1年くらいでは元に戻りそうもありませんし、まだまだ副業を求める人も増えると思います。
そんな中、本当に稼げるなら良いのですが、そんな人達に付け込む絶好の機会と怪しい情報もますます増えてきている気がします。
1件でも怪しい情報にひっかからないよう、本日も検証していきます。
今回は、岡本宏典 Bridge（ブリッジ）です。
岡本宏典 Bridge（ブリッジ）の概要
ランディングページを見てみると、
「必要なのはスマホ1台のみ」で、
やることは、
- スマホで通知を受け取る
- 簡単な操作を行う
- 利益をゲットする
のみ。月収30万円を手に入れるには、1日あたり10～15分程度しか時間がかからないそうです。
株やFXと違い365日、24時間稼げるそうです。
ビジネスモデルがさっぱり分かりませんが、通知を受け取ってから操作なので、なんらかの投資かな？と予想されます。
このランディングページの言葉の通りであれば、1日に1万円稼いで月収30万円という計算なのでしょうか？
スマホ1台で、たった10分程度の操作だけで、確実に毎日1万円も稼げるビジネスが存在するでしょうか？
岡本宏典 Bridge（ブリッジ）特定商取引法に基づく記載
| 販売会社 | 株式会社DDD |
| 販売責任者 | 岡本浩典 |
| 所在地 | 記載なし |
| 電話番号 | 05031540657 |
| メールアドレス | customer@bridge-pj.com |
| 販売URL | https://bridge-pj.com/episode1_secret/index.html |
それでは内容を見てみましょう。
会社の所在地が不明
電話番号が050で始まるので、どこの地域の電話番号か分からない上に、住所の記載がありません。
会社の所在地の記載がないのは不安ですね。
Bridgeの販売会社とは？
株式会社DDDを検索してみました。代表者も岡本宏典さんで同じでした。
事業内容は
- システム、アプリ開発
- ウェブデザイン制作
- 各種商品の企画、製造、販売及び保守
- 通信販売業
- 各種コンサルティング業務
- 各種イベント、セミナーなどの企画、開催、運営及び管理
- 映画の企画、制作、編集、販売及び管理
とありますが、令和2年に設立した新しい会社で、HPの作りもペラサイトっぽく、事業内容の説明も全部同じ文章でした。
住所は実在する場所ですが、「サニーヨコハマA棟」と言う6階建てのマンションです。普通、部屋の番号も記載すると思うのですが、きちんとした所在地を少しでも隠したいような気がしますね。
岡本宏典さんとは？
ランディングページでは、
かつては不動産会社を経営し、
年商数十億円・従業員100人超という規模にまで成長させるも
2008年のリーマンショックにより会社は倒産。
2億円の借金を抱えることに。
とあり、その後このBridgeのビジネスを攻略して、2億円の借金を返済したそうです。
ネットで検索してみましたが、このBridge（ブリッジ）に関連した記事ばかり見つかり、経営者としての実績は見つけられませんでした。
岡本宏典Bridge(ブリッジ)に登録するとどうなる？
Bridgeのランディングページで動画の1回目を視聴する事が出来ます。
ビジネスモデルは明かされないまま、スマホを使って2万円稼ぎ、現金を1時間後に引き出す様子を見る事が出来ます。どのようにして稼ぎたいか知りたければ、アンケートに答えて審査があります。と言っても全員通ると思いますが…。
そして、メールアドレスだけでなくライン登録も必須です。
岡本宏典 Bridgeのビジネスモデルは？本当に稼げる？
そして、いよいよビジネスモデルが明かされます。
Bridgeはオンラインカジノに投資するという案件でした。
スマホで通知を受けると言うのは、バカラのサインの配信が届くという意味です。
バックテストを何度もしていると言っていますが、こうした自動売買ツールで100％勝てる事はありません。
ギャンブルですので、一気に資金を失う可能性があります。
ランディングページをよく読むと、どこにも無料で公開するとは書いてないんですよね。
岡本さんは、「毎月30万円をお届けする」「すぐに現金を手にしてもらう」「誰１人、失敗することはあり得ない」と公言し、約束しています。
この絶対稼げる「Bridge」を使うために「ブリッジプレミアムサロン」に勧誘されます。
この参加費用が、
12カ月目まで29,800円の月額費
13カ月目以降9,800円の月額費
がかかるそうです。
かなり高額ですよね。
ギャンブルで毎月安定的に月に30万稼げるとは思えませんし、掛け金も必要となります。
月額費用さえも稼げない可能性もあります。
まとめ
岡本宏典Bridge（ブリッジ）はオンラインカジノで稼ぐという案件であり、
バカラの配信ツールを利用するだけで月に3万円近い費用がかかるのは高すぎます。
販売者も所在地を極力隠そうとする印象を受けますし、
お勧め出来ない案件となります。
今回のBridgeの1回目の動画は、今のコロナ禍の不安を煽り、雇止めや客の減少で苦しむ人（の役の人かもしれません）が出演し 、
この状況をどうにかしたいと思い、この全く新しいビジネスを公開したと正義の味方のように作られています。
この案件のターゲットを、“すぐに現金が必要な人” にしています。
スマホでサインを受け取って、カジノに参加して、すぐに現金化出来たら助かりますよね。
ちなみにバカラはトランプで「バンカー（親）」と「プレイヤー（子）」がカードを引いて、
９に近い数字を出した方が勝ちです。
私たちはどちらが勝つかを予想して、予想が当たれば賭けたお金の2倍が戻って来て、
負ければ掛け金全額が損失となります。
このBridgeはマーチンゲール法を使うもので、負けたら次は倍の金額を賭けていきます。
次で勝てば、倍の金額の倍が戻って来るので、一気に逆転は出来ます。
Bridgeはスタートは資金の100分の１から始めます。
10万円の資金、10分の１の1000円でスタートするとして、
1回目1000円⇒負け 1000円の損失
2回目2000円⇒負け 2000円の損失
3回目6000円⇒負け 6000円の損失
を繰り返し、1度勝てば勝てますが、10連敗などざらにあるので、
もし、10連敗すると、マイナスは512000円となります。
逆に言うと10万円の資金で、1000円と少額から初めても、連敗出来るのは、7回目の負けまでで、
7回目の負け時点で64000円の損失です。
1日に1万円の利益どころか、1発退場の可能性さえあります。
余裕資金で損切りルールを決めて参加するのはいいですが、
今日数千円、1万円が必要…とまで思い詰めている人に薦められる案件ではありません。
特商法の記載の不備や、サロンの入会料金の高さもさる事ながら、ギャンブルを確実に月に30万円をお届けすると表現するのは、良心が痛まないのかな？と思います。
くれぐれも気を付けて下さい。
最後まで読んで頂きありがとうございました！
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